新撰組跡地めぐりツアーを始める前に大切なこと。
まず、跡地巡りに必要なもの。
・諦めない心
・お金
・体力
・ブルジョアな友達
こちらの4点については、
後ほど詳しく説明させて頂きますが、
韮崎的精神論になってくるので興味のない方は省いてください。
また、忘れがちだけどあると非常に良いものは
・Googleマップ
・大きめのリュックサック
・厚目のクリアファイル
・小銭
です。
まず、新撰組の跡地は、区画整理や市町村合併などによって
住所が変わっている事が多々あります。
田舎の方の跡地巡りをする際、カーナビが道を表示してくれないことも多々あるので
マップのアプリは必須です。
Googleマップに至っては、跡地の名前がすでに登録されていることもあるため
住所ではなく地名で検索すると案内してくれる優れもの。
また、Googleマップを多用すると充電がすぐなくなるので、スマートフォンの充電器は忘れずに!
続いて、大きめのリュックサック。
特にこれは泊まりで京都方面に行く時必要になります。
と、いうのも、京都は石畳の道なども多いし
観光地といえど、狭い道に民家が立ち並ぶことも多いので
スーツケースなどで行ってしまうと、
地元の方から「がらがらと音がうるさい」と思われることが多いようです。
また、跡地移動の際、両手が空いていた方が「よかった」と思うことが多かったので
セカンドバックは荷物も取り出しやすい肩掛け鞄などがおすすめ。
いわずもがな厚目のクリアファイル。こちらはあると便利。
ちょっとしたパンフレットやチケットの半券を持って帰りたい人は、絶対に用意しておきましょう。
また、跡地巡りの際、「時間に余裕がないけど、せっかくだから御朱印は欲しい!」なんて時に
「書置き」をもらうと、時間の節約ができます。が、その書置きを入れておくにも便利です。
次に小銭ですが
御朱印は勿論のこと、拝観料、入場料など、小銭が必要な場面がとても多いです。
御朱印や拝観料で1万円札を出すのはちょっと失礼・・・・
あらかじめ小銭を用意しておくと、とってもスムーズです!
さてさて、そんなわけで
私が思うに、そんな物理的なものに匹敵するほど大切なものがあります。
それは、「諦めない心」です。
アイドル、アニメのキャラクター、バンドマンに声優などなど
世の中には様々な種類の「推し」があることでしょう。
ただ、心しておいて欲しいのは、私たちの推しはもうすでに一人残らず死んでいるということです。
親族の方が出している数少ないグッズを除き、
新撰組のグッズといえば
外国人向けのお土産のような誠鉢巻や、謎の家紋キーホルダーにはじまり
袖章のレプリカ、御朱印帳に土方歳三と近藤勇のホトガラをコピーなどなど。
お気づきですか?
課金しても課金しても、推しにそのお金が届かないという現実がそこにあります。
なぜなら、私たちの推しは全員死んでいるからです。
私たちがこれから課金するのは、
主にガソリンスタンド、レンタカー会社、電車、飛行機代などの
交通費が大幅を占めることも覚えておきましょう。
それだけではありません。
歴史上の人物を推しにしてしまった運命として
推しと触れ合える機会…
それは、残された文献や資料、創作物に各々の妄想力。
そして、跡地巡りが全てになります。
しかも、推しが全員死んでしまっている弊害として、
わからないことがたくさんあります。
調べても調べても調べても調べても、正解がどこにもないように思える時、
そこで必要になるのが、諦めない心になります。
そして彼らが歴史上の人物であるために、
無常な月日の流れにより
無くなってしまうもの、消されてしまうものもあります。
そういったものに直面する度、あなたが振り絞る諦めない心が、
跡地めぐりをコンプリーとする力となってくれる事でしょう。
また、諦めない心以外に、跡地巡りで必要なものは
お金、体力、ブルジョワで心の広い友達もしくは免許になります。
私たちの推しは、思いの外めちゃくちゃ移動しています。
それ故、上にも書いた通り、交通費がべらぼうにかかります。
彼らを真似て、歩いたり船での移動も良いかもしれませんが、文明の力は大いに使いましょう。
そして、文明の力を大いに使うと、お金が大変かかりますのでご注意ください。
そして
日野、花の京都を楽しく観光し
戊辰戦争跡地に突入すると待ち受けているのは山登りです。
辛い山道、京都や日野の跡地巡りを思い出しては「あの頃はよかった」とつぶやくことでしょう。
でも、山は山なりに楽しいので、体力をつけておけば問題ありません!
体力の有無で、跡地巡りを楽しめるか、ただ辛いだけのものになるか、はたまたリタイヤするのか・・・
後悔しないように準備をすることも大切ですね!
最後に。
あなた自身が車の免許を持っていれば問題ないですし
東北や函館の山々を一人で登る自信があれば関係ありませんが
跡地巡りには、なんだかんだ付き合ってくれる友達が大切です。
友達が同じ趣味とは限らない。
むしろ周りに誰も新撰組ファンがいないなんてのはよくある事です。
しかし、あまりの出費と
観光地なのに観光名所をまわらないで、墓ばかりめぐるようなツアーです。
新撰組に興味もまったくないのに
そんなものに快く付き合ってくれる、心の広いともだちは、神様です。
感謝の心も忘れずに。
では!
みなさまも、良き旅をお過ごしください!
韮崎の跡地巡りに付き合ってくれた
もっさん、なかちゃん、ひとみちゃん、あやこ、なおちゃん、にしむー、本当にありがとう!